デジカメの入院

一昨年の年末、それまで使っていたデジカメが致命的な故障をしてしまったので、ニコンの400万画素、それでいて24000円くらいのものを川崎のヨドバシカメラで急遽購入しました。
SDメモリーカードが接触不良というほかは（←正直ちょっと使いづらかったんですが(^^;）そこそこ使い勝手も良かったので、どこに行くにも持ち歩いたりしてました。
ところが、ちょうど保証期間が終わった昨年末、電池が切れて入れ替え、スイッチを入れたら、モニタに出てきたメッセージが

「システムエラー」

これはどうにかならんものかと、「教えて！goo」やニコンHPのBBSなどを見ていろいろやってみましたが、ダメ。
しょうがないからとりあえずオークションで中古でも…、と思って探してみたものの、だいたい新品と変わらない程度の価格帯で推移してるので、ならば修理の見積もりだけでも、と新宿にあるニコンのサービスセンターに持って行ったのが、10日の火曜日でした。
そこで見てもらった結果、高くても10000円以内で修理できる、とのことだったので、買うより安いと入院させることに。

13日の金曜日には早くも「修理が終わりました」との電話が来て、取りに行く交通費と変わらないくらいの金額で送ってくれるとのことで、手間も考えて送ってもらいました。
翌土曜日には、元気な姿で手元に返ってきました。
調子も良好♪
SDメモリーカードの接触不良も直ったようで、なにより(^o^)。

で、改めて納品書を見てみたら…

パーツ代だけで16000円弱。
で、最終的な金額の欄に「調整金額」として、-13000円ちょっとの記載が。
確かに電話をもらった時、「見積もりよりも部品代がかかってしまったのですが、値引きさせて頂きました」とは言われたけど、まさかそんなにオーバーしてたとは…。
調整前の金額がそのまま請求されていたら、20000円くらい。
新品が買える金額です。
もしそんな値段の見積もりが出てたら、もちろん修理依頼なんてしなかった訳だし、ちょっとビックリしてしまいました(^^;。

ニコン、やるじゃないか！

ところがそのニコン、修理完了の電話をもらった日のニュースに「フィルムカメラ事業から撤退」のニュースが。
何とも言えない気分だったのは、言うまでもありません。
妙に因果めいてしまった気がするのは、自分だけかもしれませんが(^^;。
あの日、サービスセンターに来られていた方のほとんどは、フィルムの一眼レフカメラを大事そうに修理に出されてきていた方がほとんどで、あの方々は今頃どんな気持ちでいらっしゃるんでしょうか…。