電車男

2005年6月22日 読書
ISBN:4104715018 単行本(ソフトカバー) 中野 独人 新潮社 2004/10/22 ¥1,365

えー、「今更ながら」とか思いつつ、昨日出先で購入してしまいました(笑)。しかも、昨日寝しなに何となく読み始めて、読破しちゃいました(爆)。
…とはいうものの、基本的には2ちゃんねるのスレをまとめただけなんで、sakusaku読めちゃうんですけどね〜。

なぜ「電車男」「エルメス」という名前が付いたのか。
なるほどねぇ〜。確かに2ちゃんねるらしいわ(笑)。
確かに、「電車男」の純愛ラブストーリーとしてもいいと思うんだけど、自分の”ツボ”は、その周りの住人さんの反応。
これ、2ちゃんねらー以外の方が読んだら、どう思うんでしょう?(^_^;
自分は、去年あたりから野球板・鉄道板に出没するようになった自称「初心者2ちゃんねらー(笑)」ですが、2ちゃんねる独特の言葉の使い方やAA(アスキーアート)の使い方はあまり好きじゃないところもあるし、でもそんなことよりも、良くも悪くもいろんな情報が流れているところはとても魅力に感じます。特に、趣味関係はね。情報源ないし(^_^;。
それに、どうしても「2ちゃんねる=諸悪の根源」的にしかニュースで採り上げてもらえない昨今、2ちゃんねるのイメージアップには最適な企画だったんじゃないか、とも思います。
そういう意味では、是非いろんな人に読んでor映画を見てもらいたいですね。

しかし「エルメス」はオトナですねぇ。
というか、最初のデートのあたりから「エルメス」のオトナっぽさ、「電車男」に対する母性本能的な引き込まれ方はうすうす感じられる訳ですが。
今頃読んだので、どうしても最初から「エルメス=中谷美紀」というのが頭にあって、果たして中谷美紀はこういうキャラなのか、とかよけいなことまで考えてしまうのですが(笑)。
典型的な”お嬢様”のようで、素晴らしい感性というか好奇心(?)を持っている、イマドキっぽい女の子。「電車男」じゃなくても、惹かれますよ(笑)。

「電車男」もきっと典型的な”毒男”だったんでしょうけど、彼の変身ぶりもまた感動できるポイントかな。
でも、「電車男」はじめこの板の住人の”毒男”ご一行様(爆)は、本質のところでは優しさも人間味もある人たちなんでしょうね。
確かに”アキバ系”というと引いちゃうところもありがちですが(私が”アキバ系”かどうかは皆さんのご判断にお任せします(笑))、彼らに限らずそれまで過ごしてきた環境や興味によって、今の彼らがあるだけであって。
この板の住人だって、フツーのサラリーマンもOLも、またフリーターもニートもいるんでしょうけれど、”2ちゃんねる=アキバ系”というイメージばかりじゃない、ということを認識させられるのもまた、この本のいいところかもしれないですね。

さてさて、もう映画も公開されてるし、演劇化もされるし、7月からはドラマ化されるそうですが、俺は両方とも見たいような見たくないような…。
原作のイメージが、というよりもこれはあくまでも「2ちゃんねる」の”スレ”という形で読むから面白いんじゃない?、って考えるのは、やっぱり2ちゃんねらーなんでしょうか(爆)。
「電車男」に山田孝之というのは、最初カッコよすぎるんじゃね?、とも思ってましたが、いやいや、本を読んだらベストキャストな気さえしてしまいました。
ちなみに演劇は武田真治、ドラマはチビノリダーこと伊藤淳史。
エルメスは、やっぱり伊東美咲じゃなくて中谷美紀なのかなぁ…、って気が。イメージ強すぎ?(^_^;

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